NY金先物は小幅反落(COMEX金4月限終値:1202.60↓0.50)。1196.90ドルから1207.50ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。英国の欧州連合(EU)離脱、オランダ議会下院選挙を控えた欧州の政治リスク上昇懸念に加えて、米国の債務上限問題に関する懸念も再燃。米利上げへの思惑で金は買われにくい地合いとなっているが、こうした材料が下支えとなり1200ドル水準でのもみ合いとなった。

日足チャートでは、100日移動平均線(1214ドル水準)を下抜けており、1200ドルでのもみ合いに。欧米政治リスクへの警戒感を下支えに金は堅調に推移するとの声は根強いが、FOMCの思惑が重しとなっている。




<WA>

情報提供元: FISCO
記事名:「 NY金:小幅反落で1202.60ドル、欧州政治リスクと米利上げへの思惑が交錯