底堅い相場展開が期待される。注目されたADP雇用統計では、民間部門雇用者数は29.8万人増と、市場予想の18.5万人増を上回る大きな伸びとなった。これにより週末の雇用統計を待たずに来週のFOMCでの利上げが確実視される格好。円相場は1ドル114円台半ばとやや円安に振れていることも自律反発に向かわせそうだ。一方、原油相場が大きく下げている影響から、エネルギー株が重しになりそうだ。物色の流れとしては主力処の買い一巡後は、好調が続く中小型株にシフト。高値警戒感も意識されていることもあり、相対的に出遅れている銘柄を探る動きが強まるとみておきたい。足元堅調で出遅れ感があるところでは、メタップス<6172>、リアルワールド<3691>、マイネット<3928>など。格上げが観測されているところでは、三井ハイテック<6966>、日揮<1963>、エーザイ<4523>、NTN<6472>、ミスミ<9962>に注目。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:出遅れ銘柄に注目したい