3日午前の東京外為市場では、ドル・円は下げ渋り。日本株安を背景に売り先行となったが、米3月利上げ期待でドルの下値は堅い。前日NY市場で、ドル・円は114円59銭まで上昇したが、その後は上昇一服。今日のアジア市場では朝方114円48銭を付けた後は日経平均株価の下落基調を手がかりにドル売りに振れ、一時114円16銭まで下落した。

ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで日本株安は続きそうだ。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)による3
月利上げ期待は継続しており、目先も下値は堅い見通し。米金利が上昇基調となればドル買いが強まりそうだ。

ここまでのドル・円の取引レンジは114円16銭から114円48銭、ユーロ・円は120円08銭から120円26銭、ユーロ・ドルは1.0502ドルから1.0517ドルで推移した。

【経済指標】
・1月全国消費者物価コア指数:+0.1%(前年比予想:0.0%、12月:-0.2%)
・1月失業率:3.0%(予想:3.0%、12月:3.1%)
・1月有効求人倍率:1.43倍(予想:1.44倍、12月:1.43倍)
・1月全世帯家計調査・支出:-1.2%(前年比予想:-0.4%、12月:-0.3%)
・中・2月財新サービス業PMI:52.6(1月:53.1)

【要人発言】
・メスター米クリーブランド連銀総裁
「バランスシート縮小の前に金利をもう少し上昇させたい」
「FRBは雇用とインフレの両方の目標を達成しつつある」



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円は下げ渋り、米3月利上げ期待は継続