トランプ大統領の議会演説の内容等を手掛かりとした物色に向かうことになろう。底堅いスタートになろうが、トランプ大統領の議会演説が近づくにつれてポジション調整の流れも出やすい。議会講演は米東部時間28日21時(日本時間3月1日11時)からとなる。前引け間際にかけて荒い値動きになりそうであり、短期筋の仕掛け的な売買も意識されよう。参加者の多くは急落リスクを警戒しているとも考えられる。出尽くしがコンセンサスとなるなか、ポジティブ視された場合の上昇インパクトは相当大きそうだ。

とはいえ、結局は米国の市場反応を見極めたいとするムードとなる可能性はある。トランプ議会講演通過後は、イエレン議長講演が週末に控えていることもあり、市場の関心は利上げタイミングに移ろう。まずは、足下で売られていた金融株の反転に期待。また、5日からは中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開幕する。中国の政策期待等が支援材料になりそうだ。商社や鉄鋼、非鉄セクターの動向が注目される。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:金融セクターの反転となるか