以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株師孔明」氏(ブログ「株師孔明の株ブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
----
※2017年2月12日13時に執筆

【株師孔明の株ブログ】にて、株式投資ブログを執筆している「株師孔明」と申します。どうぞ、お見知りおきを。

世界的な景気回復を受けたことにより、鉄鋼株に対して資金が流入している。その要因には製鉄に使われる原料炭の値下がりが大きく関わっていると思われ、更に生産コストを削減することが可能になると見込まれているからだ。この背景には、中国において原料炭の採掘を巡る規制が緩和されたことが大きく影響しているだろう。世界においても鉄鋼業が非常に盛んな日本。今後大いに期待が持てる鉄鋼関連銘柄に注目したい。

■中国の鉄鋼需要見通しが大幅な上方修正

現代における世界の鉄鋼生産のトップに君臨しているのは、中国だ。しかしながら、肝心の中国政府は鉄鋼生産能力の削減を公表している。一方で中国国内では、積極的な公共投資拡大によって、景気刺激策を打ち出していることもあり、鉄鋼の生産量も増加する見込みがある。ドイツ銀行は、2017年における中国の鉄鋼需要見通しを前年比の1.9%増に大きく修正するなど、鉄鋼業界に追い風が吹いているのが原状だ。


■トランプ大統領が1億ドル規模のインフラ投資を計画

またアメリカではトランプ大統領が、10年間で1億ドル規模のインフラ投資計画を掲げているのも大きな材料となっている事も有名な話だ。これにより、産業資材としての鉄鋼のニーズが世界的に高まることが期待されている。こういった流れもあり、世界的な景気回復で鉄鋼需給に対する考え方も楽観的になってきているといえるのではないか。

■鉄鋼関連銘柄

<5411>JFEホールディングス
JFEスチールを軸に商事やエンジニアリング、大手造船メーカーのジャパンマリンユナイテッドなどを傘下に持っており、粗鋼生産は世界9位を誇っている優良企業だ。同社は中国の過剰生産により苦しめられてきたが、直近では鉄鋼生産の力を削減する方針を中国政府が立てていることもあり、市況の改善が見込まれている。同社においても、2017年の3月期には55%減と苦しめられる状況になるが、2018年の3月期には急回復する見通しが立っている事は評価出来る点だ。この状況を見ても、鉄鋼関連銘柄において一目置いておきたい。

<5406>神戸製鋼所
高炉事業において国内3位。鉄鋼事業の比率が低く、アルミ・銅の素材、産機・建機など複合経営が特徴的である。鉄鋼事業の比率が大手鉄鋼メーカーの中でも低いものの、様々な事業に参入していることからも、インフラ関連事業の需要を大きく取り込むことができるのではと注目。

その他、【本命視】している鉄鋼関連銘柄については、ブログの方で綴っているので、「株師孔明」と検索し、ブログに目を通して頂ければ幸いである。

その他、最新のテーマ株や注目している個別銘柄などもブログにて多数紹介中。話題の人工知能(AI)関連銘柄、カジノ関連銘柄、フィンテック関連銘柄、スパイバー関連銘柄、トランプ関連銘柄、ドローン関連銘柄、VR関連銘柄、電線地中化関連銘柄、リチウムイオン電池関連銘柄、IoT関連銘柄、ブロックチェーン関連銘柄、東京オリンピック関連銘柄、VR関連銘柄、自動運転関連銘柄、フランス大統領選関連銘柄、オランダ総選挙関連銘柄、ドイツ総選挙関連銘柄、レゴランド関連銘柄など。

検索エンジンから「株師孔明」と検索して頂ければ当ブログが確認できる。稚拙な内容ではあるが、興味をもたれた投資家の諸兄姉に目を通して頂き役立てて頂ければ幸いである。
----

執筆者名:株師孔明
ブログ名:株師孔明の株ブログ
ツイッター:@kabusikoumei




<MT>

情報提供元: FISCO
記事名:「 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家株師孔明:米インフラ投資拡大で注目したい鉄鋼関連銘柄