NY原油先物は続伸(NYMEX原油3月限終値:53.00↑0.66)。52.37ドルから53.21ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。米国での原油在庫増加は、石油輸出国機構(OPEC)の加盟国、非加盟国が減産体制に入る前に、中東を出航した石油タンカーが米国に到着したことで輸入が一時的に膨らんだからとの見方が一部で伝わった。こうした内容が、米原油在庫増加に対する警戒感をおさえる格好となった。

また、トランプ大統領が航空業界幹部との朝食会で規制緩和やインフラ投資を提案したことなどから、米国株が上昇したことも材料視された。

チャートでは、25日移動平均線(52.7ドル水準)レベルを回復している。欧州政治やトランプ大統領による政策運営への警戒感などから、リスク資産への積極投資は手控えられており上値は重くなっている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY原油:続伸で53.00ドル、米原油在庫増への警戒感が和らぐ