NY原油は反発(NYMEX原油3月限終値:53.83↑0.29)。53.40ドルから54.22ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。トランプ米大統領が、産油国であるイランに追加制裁を科すと発表したことから、イランによる供給鈍化観測などを材料に買われる場面がみられた。


ただ、米石油会社ベーカー・ヒューズが発表した米国での石油掘削に使用するリグの稼動数は、前週比で17基増加の583基と15年10月以来の高水準に。こうした米国での供給増が意識されて、原油の上値は重くなった。


チャートでは、25日移動平均線(52.8ドル水準)レベルでもみ合っている。11月24日安値42.20ドルを起点に下値を切り上げていたが、昨年来高値55.24ドル更新手前で上げ一服。トランプ大統領による政権運営への警戒感などから上値は重くなっている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY原油:反発で53.83ドル、イランによる供給鈍化観測を材料に