30日のロンドン外為市場では、ドル・円は114円94銭まで上昇した後、114円52銭まで下落した。米国10年債利回りが2.49%台まで上昇したことにともない、ドル買いが先行。その後、トランプ米大統領が難民や中東など7カ国の人の入国を制限する措置を命じたことを嫌気した、欧州株全面安を受けて、リスク回避的な円買いが優勢になったもよう。

 ユーロ・ドルは1.0702ドルから1.0626ドルまで下落し、ユーロ・円は122円94銭から121円81銭まで下落した。ノボトニー・オーストリア中銀総裁のドル高歓迎的な発言で、ユーロをはじめ欧州通貨売りが強まった可能性。

 ポンド・ドルは1.2558ドルから1.2491ドルまで下落。ドル・スイスフランは0.9982フランから1.0038フランまで上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 欧州為替:ドル・円は114円52銭から114円94銭で推移、欧州通貨が下落