26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円08銭から114円86銭まで上昇後、114円50銭で引けた。予想を上回った米国の12月卸売在庫、12月シカゴ連銀全米活動指数や前渡商品貿易収支で赤字が縮小したためドル買いが優勢となった。また、共和党のライアン下院議長が春までに金融規制改革法(ドッド・フランク法)を撤廃することが最優先課題だとしたことも好感材料となった。

ユーロ・ドルは、1.0712ドルから1.0658ドルへ下落し1.0690ドルで引けた。モスコビシ欧州連合(EU)委員による「ユーロは崩壊しない」との発言で警戒感が浮上しユーロ売りにつながった模様。ユーロ・円は、122円56銭から122円00銭へ下落。

ポンド・ドルは、1.2557ドルまで下落後、1.2612ドルへ反発。

ドル・スイスは、0.9973フランから1.0026フランへ上昇した。

 【経済指標】・米・先週分新規失業保険申請件数:25.9万件(予想:24.7万件、前回:23.7万件←23.4万件)・米・失業保険継続受給者数:210.0万人(予想:204.0万人、前回:205.9万人←204.6万人)・米・12月卸売在庫:前月比+1.0%(予想:+0.1%、11月:+1.0%)・米・12月シカゴ連銀全米活動指数:0.14(予想:-0.05、11月:-0.33←-0.27)・米・12月前渡商品貿易収支:−650億ドル(予想‐653億ドル、11月‐653億ドル)・米・12月景気先行指数:前月比+0.5%(予想+0.5%、11月+0.1%←0%)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 1月26日のNY為替概況