11時00分現在の日経平均株価は19078.61円(前日比6.36円高)で推移している。19日の米国市場では、トランプ次期大統領の就任式を控え様子見ムードが強く、NYダウは72ドル安となった。こうした流れを受け、本日の日経平均はやや売りが先行して13円安でスタートした。その後プラスに切り返し、一時19147.81円(同75.56円高)まで上昇する場面もあったが、米大統領就任式を前に積極的な売買は手控えられている。なお、中国10-12月期国内総生産(GDP)は前年同期比6.8%増と市場予想(同6.7%増)をやや上回った。

個別では、前日急落した東芝<6502>が3%近い上昇で推移しているほか、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、NTT<9432>、JT<2914>などがしっかり。また、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)などのコンテンツ製作を手掛ける子会社設立が材料視されたボルテージ<3639>や、好決算と増収増益見通しが好感された津田駒<6217>が急伸し、東証1部上昇率上位となっている。一方、トヨタ自<7203>、大塚HD<4578>、三井住友<8316>などが軟調で、三菱UFJ<8306>やみずほ<8411>は小安い。小野薬<4528>は3%超の下落。また、サクセスHD<6065>、日本ライフL<7575>、U−NEXT<9418>などが東証1部下落率上位となっている。

(株式アナリスト 小林大純)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 11時時点の日経平均は小幅に3日続伸、中国10-12月期GDPは予想やや上回る