11時00分現在の日経平均株価は19108.12円(前日比213.75円高)で推移している。17日の米国株式市場は高安まちまちだったが、米経済指標の改善や米地区連銀経済報告(ベージュブック)、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を受けて為替相場が1ドル=114円台後半まで円安に振れ、本日の日経平均は188円高でスタートした。ただ、寄り付き後は19100円を挟んだもみ合いが続いている。明日の米大統領就任式を前に積極的な売買は手控えられているもよう。

個別では、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>と言ったメガバンク株が買われているほか、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、ファナック<6954>などが堅調。売買代金上位では第一生命HD<8750>が4%高と上げ目立つ。また、サクセスHD<6065>や松竹<9601>、一部証券会社の新規高評価が観測されたKHネオケム<4189>などが東証1部上昇率上位となっている。一方、米原子力事業の減損損失が最大5000億円超の可能性と報じられた東芝<6502>が売買代金トップで15%安と急落。一部では7000億円とも報じられているもよう。任天堂<7974>や大塚HD<4578>もさえない。ディーエヌエー<2432>は3%超の下落。また、東芝やジンズメイト<7448>、空売りファンドのレポートが観測されているユーグレナ<2931>などが東証1部下落率上位に並んでいる。

(株式アナリスト 小林大純)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 11時時点の日経平均は大幅続伸、東芝は損失最大7000億円とも報じられ下げ幅拡大