18日午前の東京外為市場では、ドル・円は小じっかり。日本株の反転期待でドル買いに振れやすいものの、米次期大統領によるドル高けん制発言が重石となった。トランプ次期大統領は前日、米紙とのインタビューでドル高をけん制したことで、海外市場ではドル全面安の展開となった。今日のアジア市場ではドル売りは一服しているものの、ドル安に振れやすい流れは続いているようだ。

ドル・円は、朝方の取引で一時112円57銭まで下げた後、日経平均株価の下げ渋りを受け、113円14銭まで切り返した。その後、ランチタイムの日経平均先物が反発。目先の日本株の反転期待でややドル買いが強まっているもよう。ただ、上値は重い見通し。

ここまでのドル・円の取引レンジは112円57銭から113円13銭、ユーロ・円は120円60銭から120円95銭、ユーロ・ドルは1.0693ドルから1.0716ドルで推移した。


【要人発言】

・ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁
「2017年に3回の利上げが妥当」
「金利がゼロからかなり離れればバランスシートを縮小させる」



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円は小じっかりも、米次期大統領のドル高けん制を意識