11時05分現在の日経平均株価は18726.04円(前日比87.49円安)で推移している。17日の米国市場では、トランプ次期大統領のドル高けん制発言やメイ英首相の欧州連合(EU)離脱に関する演説を受け、先行き不透明感からNYダウは58ドル安となった。本日の日経平均は59円安でスタートすると、円高一服を受けてプラスに切り返す場面もあった。しかし、海外市場の流れを受けた金融株安などが重しとなり、その後一時18650.33円(同163.20円安)まで下落した。足元では18700円台でのもみ合いとなっている。

個別では、三菱UFJ<8306>が2%超の下落となっているほか、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>、三井住友<8316>などがさえない。仏大手タイヤ小売チェーンの完全子会社化を発表したブリヂス<5108>も2%超下げている。また、アルビス<7475>、システムリサ<3771>、トランザク<7818>などが東証1部下落率上位となっている。一方、半導体事業の分社化について報じられた東芝<6502>に加え、新日鉄住金<5401>が3%高と上げ目立つ。ファーストリテ<9983>、信越化<4063>、日産自<7201>もしっかり。また、ジンズメイト<7448>、デザインワン<6048>、三井松島<1518>などが東証1部上昇率上位となっている。

(株式アナリスト 小林大純)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 11時時点の日経平均は3日続落、東芝や新日鉄住金が3%超の上昇