英国メイ首相の演説に関しては、昨日の東京時間で織り込み済みと捉えられるが、トランプ氏のドル高けん制発言を受けた円高の動きから、本日もやや下値不足の展開となっていく可能性が高いだろう。週末の大統領就任式を控えて、今週一杯は神経質な展開が継続する公算も大きくなったとみられる。英国のハードブレグジットを嫌気した銀行株安の流れなどもマイナス視されるところ。リスクオフの流れが全般的に強まる見込みであるなか、一部で新規買い推奨観測のJR九州などに注目も向かいそうだ。炭素繊維増産報道の東レなどにも注目。半導体事業分社が伝わっている東芝の動向にも注目。バランスシートリスクの低下にはつながるが、東芝単独での残される事業には魅力が乏しくなるとも考えられる。ほか、銀行株には逆風の中だが、系列を超えた事業統合が伝わっている三井住友トラストなどは中期的にポジティブに捉えたい。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:銀行株中心にリスクオフの流れへ