11時00分現在の日経平均株価は19234.30円(前日比99.60円高)で推移している。12日の米国市場でNYダウは63ドル安となった。トランプ次期大統領の記者会見が投資家の失望を招いたものの、原油高が好感されるなどして下げ幅を縮小する展開だった。為替市場でも一時1ドル=113円台まで円高が進んだが、その後ドル売りは一服しており、本日の日経平均は前日の下落に対する自律反発の流れから40円でスタートした。寄り付き後は上げ幅を3ケタに広げる場面もあったが、足元では19200円台でのもみ合いが続いている。

個別では、前日に第1四半期決算を発表したファーストリテ<9983>や、KDDI<9433>、ファナック<6954>、東芝<6502>などが堅調。ソフトバンクG<9984>は小幅高となっている。7&iHD<3382>は第3四半期決算が好感されて8%高と急伸。また、一部報道を受けてタカタ<7312>がストップ高まで買われており、さくら<3778>やイワキ<8095>などとともに東証1部上昇率上位となっている。一方、任天堂<7974>が2%安で推移しているほか、三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>、大塚HD<4578>などもさえない。西武ホールディ<9024>やスクリーンHDが4%安、住友鉱<5713>が5%安と下げ目立つ。また、ベスト電<8175>や住友鉱、日華化学<4463>などが東証1部下落率上位となっている。

(株式アナリスト 小林大純)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 11時時点の日経平均は反発、一部報道を受けてタカタがストップ高