注目されたトランプ米次期大統領の記者会見は、具体的な政策なども示されずに肩透かしとなった印象が強い。目先はやや手掛かり難の状態となり、主力大型株には様子見ムードが強まろう。寄り付き前の円高進行を嫌気する動きが全般的に先行か。決算発表企業が多くなっており、決算内容を受けての選別物色の動きなどが強まりそうだ。サイゼリヤ、不二越、乃村工、東京個別などのほか、オービックの観測報道などもプラスと捉えられよう。一方、竹内製作、イオンモール、吉野家HD、ヤマダSXLなどはネガティブか。アナリストの投資判断変更の動きなども個別物色の手掛かりとなろう。積水化学やオムロン、クボタ、THK、JXなどには高評価の動き。一方、ファナック、ネクソン、ポーラオルビス、GSユアサ、住友不動産などには格下げの動きが観測されるもよう。


<KS>

情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:決算銘柄やアナリスト高評価銘柄に注目