ドル・円は小じっかりの展開となり、足元は116円20銭台で推移している。欧州株式市場で主要指数が上昇に転じたほか、時間外取引の米株式先物もプラス圏に切り返した。また、米国10年債利回りは上昇し2.38%台で底堅く推移しており、ドル買い・円売りがやや優勢になっているもよう。

 ポンド・ドルは、1.2171ドルから1.2097ドルまで下落。英国の11月鉱工業生産、11月製造業生産が上振れかつ大幅なプラス転換となったが、カーニー英中銀総裁の議会緒言やトランプ氏の記者会見を控えて、ポンド買いは限定的となり、売りが優勢になったもよう。

 ここまでのドル・円の取引レンジは115円82銭から116円27銭、ユーロ・円は122円24銭から122円60銭、ユーロ・ドルは1.0527ドルから1.0560ドルで推移した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 欧州為替:ドル・円116円20銭台、米長期金利底堅い