ドル安円高の進行を受けて本日の株式市場には警戒感が先行しよう。トヨタのメキシコ工場に対するトランプ氏発言を受けて、トランプリスクへの警戒感の高まりも日本株にとってはネガティブに捉えられよう。メキシコリスクの台頭から自動車関連の動向が注目される。トヨタ以上に日産などに対するリスク要因となりそう。円高を受けて小売りや食品株などに物色はシフトすることが想定される。小売りセクターの月次では、ファストリがネガティブ、ABCマートやアダストリアなどは安心感といったところか。主力大型株から中小型株への資金シフトの動きにも引き続き注目。AI、ビットコインなど注目テーマの循環物色の動きが続いているが、本日は「5G」が注目されることになりそうだ。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:円高を受けて小売り株などに資金シフトへ