ドル・円は一時117円96銭まで上昇した。黒田東彦日銀総裁が本日15時半から記者会見し、「現状は円安というよりドル高」、「円安が今の時点で行き過ぎなど弊害があるとの見通しはない」などと発言。市場では円安容認と受け止められ、円はドルなど主要通貨に対して売りが強まった。その後、黒田総裁は「水準について具体的に言ったわけではない」と述べた。また、「海外金利の上昇に応じて、操作目標を引き上げることはまったく考えていない」とも述べており、この後も円売りが続く可能性が考えられる。

 ここまでのドル・円の取引レンジは116円99銭から117円96銭、ユーロ・円は121円74銭から122円46銭、ユーロ・ドルは1.0376ドルから1.0418ドルで推移した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル強含み、日銀総裁発言で118円に接近