11時00分現在の日経平均株価は19395.54円(前日比121.75円高)で推移している。15日の米国市場では、市場予想を上回る経済指標の発表が好感され、NYダウは59ドル高となった。為替市場では1ドル=118円台まで円安が進んでおり、本日の日経平均はこうした流れを受けて164円高でスタートした。ただ、週末が控えていることやドル買いが一服していることなどから利益確定の動きもあり、寄り付き後は上値の重い展開となっている。足元では19400円近辺でのもみ合いが続いている。

個別では、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>といったメガバンク株や、東京電力HD<9501>、SMC<6273>などが堅調。ソフトバンクG<9984>は小高い。三菱自<7211>、第一生命HD<8750>、日立<6501>などは2%超の上昇。また、伸縮度の高い導電性アクリル樹脂を開発したと報じられた大有機化<4187>がストップ高まで買われ、オハラ<5218>、太陽誘電<6976>などとともに東証1部上昇率上位となっている。一方、スマートフォンゲーム「スーパーマリオラン」が配信開始されたものの、任天堂<7974>やディーエヌエー<2432>は大きく売られている。その他売買代金上位ではトヨタ自<7203>がさえず、東京海上<8766>は3%近い下落。また、東海運<9380>、オルトプラス<3672>、ディーエヌエーなどが東証1部下落率上位となっている。

(株式アナリスト 小林大純)


<HK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 11時時点の日経平均は9日続伸、「マリオラン」配信開始も任天堂やディーエヌエーに売り