14日午前の東京外為市場では、ドル・円はもみあい。米利上げが織り込まれ、下値の堅い展開となった。米連邦準備制度理事会(FRB)は14日(日本時間15日)、1年ぶりの利上げに踏み切る公算で、市場は2017年の利上げペースに注目している。FRBの政策決定を控え動きづらいなか、アジア市場では下値の堅い値動きとなり、ドルは115円台を維持した。

日経平均株価は前日終値付近で不安定な値動きが続いた。ランチタイムの日経平均先物はプラス圏で推移しており、目先の株高期待からドル買いが入りやすい。ただ、今晩の連邦公開市場委員会(FOMC)終了までは動きづらく、ドル・円は目先も115円台でもみあいが予想される。

ここまでのドル・円の取引レンジは115円00銭から115円33銭、ユーロ・円は122円31銭から122円55銭、ユーロ・ドルは1.0622ドルから1.0641ドルで推移した。


【経済指標】

・12月調査日銀短観・業況判断大企業製造業:10(予想:10、前回:6)

・12月調査日銀短観・業況判断大企業非製造業:18(予想:19、前回:18)



<MK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円はもみあい、下値は堅い