*07:36JST NYの視点:米9月消費者信頼感指数は予想以上に悪化、消費者は高インフレ下の労働市場への懸念強める コンファレンスボードが発表した9月消費者信頼感指数は98.7と、8月の105.6から6.9ポイント下落した。2021年8月来で最大の下落幅となる。6月来で最低となった。高コストに加え、労働市場や見通しへの懸念が強まった。

現況は124.3と、8月134.6から低下し21年3月来で最低。期待は81.7と、86.3から低下した。

雇用が「十分」との回答は30.9%で21年3月来で最低となった。7カ月連続の低下で2008年来で最長となる。「雇用を得るのが困難」は18.3%と、21年初旬来で最高に達した。労働市場を判断するうえでエコノミストが注目する両項目の差は8カ月連続で縮小しており、大恐慌以来で最長という。

航空機メーカー、ボーイングの労組がストライキ中で、9月雇用統計に悪化懸念が強まりつつある。消費の悪化は米国経済への減速不安を強める。

◆9月消費者信頼感指数

雇用(%)
十分:30.9(8月32.7、2023年39.7)
不十分:50.8(50.5、46.1)
雇用を得るのが困難:18.3(16.8、14.2)

6か月後
雇用:
増加:16.4(16.3、16.2)
減少:18.3(17.0、18.9)
不変:65.3(66.7、64.9)
所得
増加:18.0(18.6、17.9)
減少:13.0(11.7、14.1)
不変:69.0(69.7、68.0)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NYの視点:米9月消費者信頼感指数は予想以上に悪化、消費者は高インフレ下の労働市場への懸念強める