*17:19JST 金は利下げ見通しと地政学リスクで2500ドル突破 サンワード証券の陳氏(山崎みほ) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『金は利下げ見通しと地政学リスクで2500ドル突破』と述べています。

続いて、『先週のNY金は、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ見通しと中東の地政学リスクを受けて週末に2537.80ドルと、中心限月の清算値ベースで3日ぶりに史上最高値を更新した。週間では2.60%高となった』と伝えています。

また、『7月米卸売物価指数(PPI)は前月比0.1%上昇と、市場予想の0.2%上昇を下回ったほか、前年同月比では2.2%と市場予想の2.3%上昇を下回った。エネルギーと食料品を除いたコア指数は前月比、前年同月比とも市場予想を下回った』と伝え、『また、7月米消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.9%上昇し、市場予想の3.0%上昇を下回った。3%を割り込むのは、2021年3月以来3年超ぶりで、インフレの鈍化基調を裏付ける内容だった。7月小売売上高では堅調な個人消費が示唆された。インフレは低下しているものの、堅調な個人消費を受けて、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを開始するものの、幅は0.5%ではなく0.25%にとどめまるとの見方が拡大した』と解説しています。

次に、『イスラム組織ハマスは11日の声明で、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとの停戦や人質解放について、学校など民間施設への相次ぐ空爆などを理由に、仲介国の首脳による15日の交渉再開に向けた要請を拒否する意向を明らかにした。イスラエル首相府は14日、パレスチナ自治区ガザで交戦を続けるイスラム組織ハマスとの停戦とハマス側が拘束した人質の解放を巡る交渉のため、代表団を15日にカタールに派遣すると発表。ただ、ハマスは不参加とみられる上、交渉は以前に幾度も決裂しており、進展するかどうかには不透明感が漂った。イスラエルはイランからの攻撃にさらされるリスクも残っており、中東情勢の緊迫化が強まった』と言及しています。

そして、『週明け19日は小幅ながら3営業日続伸。前週末比3.50ドル(0.14%)高の1オンス=2541.30ドル。7月米景気先行指数が前月比0.6%低下と、予想以上の落ち込みを示し、米金利とドル指数が下下落し、金買いが強まった。ガザ情勢も不透明。米国などが仲介役となり、イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦交渉が先週再開されたものの、双方の隔たりはなお大きかった。また、中国人民銀行(中央銀行)が複数の市中銀行に新たな金輸入枠を割り当てたとの報を受け、金需要が膨らむとの見方も支援要因』と述べています。

続いて、『20日はドル安基調や米利下げ観測を背景に4営業日続伸。前日比9.30ドル(0.37%)高の1オンス=2550.60ドル。3営業日連続で史上最高値を更新した。21日にはFOMC議事要旨(7月30、31日開催分)が公表され、23日には年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が開催される。パウエルFRB議長の講演内容を見極めたいとの思惑が強まっている。地政学的な不確実要因や金上場投資信託(ETF)への資金流入などが金相場の上昇基調を強めると予測された。世界最大の金ETFであるSPDRゴールド・トラストの金保有高は19日時点で859トンと、7カ月ぶりの高水準となった』と伝えています。

こうしたことから、陳さんは、NY金について、『予想レンジ2500~2600ドル』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月21日付「金は利下げ見通しと地政学リスクで2500ドル突破」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 山崎みほ


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情報提供元: FISCO
記事名:「 金は利下げ見通しと地政学リスクで2500ドル突破 サンワード証券の陳氏(山崎みほ)