*17:56JST NY原油は下値模索か サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、原油についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『NY原油は下値模索か』と述べています。

続いて、『米銀2行の破綻に加え、スイス金融大手クレディ・スイスの信用不安が世界市場に広がり、リスク回避モードが高まり、70ドルを下回る急落となった。バイデン大統領やイエレン財務長官は預金者保護を確約したが、市場の不安感は拭えなかった』と伝えています。

さらに、『世界的な金融大手クレディ・スイスの経営状況に警戒感が強まる中、筆頭株主のサウジ・ナショナル・バンクが追加出資を見送ると報じられたことが嫌気され、15日にクレディ・スイス株は急落し、欧州株式市場では銀行株などが連れ安となった。これらが金融不安につながるのではという警戒感から投資家のリスク回避姿勢が強まり、株式と並んでリスク資産とされる原油は売りが強まった』と言及しています。

また、『15日の終値は67.61ドル(-3.72)。2021年12月以来、約1年3カ月ぶりの安値となった。なお、スイス金融市場監査局(FINMA)とスイス国立銀行(中央銀行)は15日、中銀が「必要に応じ」、金融大手クレディ・スイスに流動性を供給すると表明した』と解説しています。

次に、『2月の米経済指標からはインフレ圧力が続いていることが示された。インフレは依然として根強く、3月22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.25%の利上げが予想されているが、金融危機を受けて金利据え置き予想も出ている』とし、『米連邦準備制度理事会(FRB)は、物価上昇を考えると利上げしなくてはならないが、金融不安を考えると利上げはしにくい。欧米金融当局の動きは不透明な中、中国景気への期待感も後退しているため、原油相場は下値模索が続きそうだ』と考察しています。

こうしたことから、陳さんは、『NY原油のレンジは60~75ドルと予想する。東京ドバイ原油は、円高圧力も加わって6万円の大台を下回った。5万円台での推移となろう。』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の3月16日付「NY原油は下値模索か」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY原油は下値模索か サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)