*17:45JST トルコリラ円今週の予想(1月30日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、今週のトルコリラ円について『売りが強まりそうだ』と述べています。

続けて、『国連開発計画はトルコ・シリア大地震の被害額について、トルコ単体で1000億ドルを超えるとの見通しを発表した。高いインフレ率の中、トルコ中銀は利下げを敢行した。そのため、いずれトルコリラには売りが強まるだろう』と伝えています。

次に、『5月14日には大統領選が予定されている。エルドアン大統領の与党、公正発展党(AKP)が政府の地震対応への批判にもかかわらず支持率をおおむね維持していることが分かった。調査会社メトロポールのデータによると、AKPと民族主義者行動党(MHP)の連合は1月と比べて支持率が数%ポイント低下したものの、現時点で選挙が実施された場合は第1勢力になる見通し』とし、『政府は当初、救助活動の遅れや建築基準の運用が緩かったことで批判を浴び、エルドアン氏も初動の問題を認めたが、その後は政府の対応を擁護している。世論調査会社MAKの会長は、エルドアン氏が早期に住宅再建を約束したことで有権者の支持を維持できる可能性が高いとの見方を示した』と解説しています。

一方、『野党は今週、対エルドアンの統一候補者として中道左派の共和人民党首であるケマル・クルチダルオール氏を擁立した。最新の世論調査によると、与党・野党の支持率が拮抗するなど不透明感が増しているという』と言及しています。

陳さんは、『エルドアン大統領は過去最長の在任期間を有し、高インフレの中、利下げを継続させてきたが、エルドアン氏が敗北となれば、現在の金融政策が180度転換する可能性もありそうだ。ただ、その場合でも、トルコのインフレを低下させる妙案には乏しく、高金利政策を実施した場合の副作用を考えると、いずれりリラには売りが強まりそうだ』と考察しています。

こうしたことから、トルコリラ円の今週のレンジについては、『6.90円~7.20円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の3月14日付「トルコリラ円今週の予想(3月13日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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情報提供元: FISCO
記事名:「 トルコリラ円今週の予想(1月30日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)