マスターカードスペンディングパルスの統計によると、今年の年末商戦時(11/1-12/24)の売り上げ(除自動車)はインフレ調整前で前年比で7.6%増となった。例年の年末商戦と違い、小売り店が実施した大幅割引が奏功し、インフレが警戒される中、消費の柔軟さが示された。オンラインの売り上げは全体の売り上げの21.6%を占めた。21年の20.9%から増加。感謝祭後のブラックフライデーでの売り上げは前年同期12%増で今年の年末商戦期の中でもっとも売上が強かった。コロナ明けで、会食などが活発となったようで、レストランでの売り上げの勢いが強く、前年同期で15.1%増。

マスターカードスペンディングパルス
米小売売上(11/1-12/24):前年比
総売り上げ:+7.6%
小売り店:+6.8%
オンライン売り上げ:+10.6%

衣料:+4.4%
百貨店:+1.0%
電化製品:−5.3%
宝石:−5.4%
レストラン:+15.1%

ただ、インフレ調整の前の結果であるため、経済の7割を占める消費には依然懐疑的見方が強い。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 NYの視点:米年末商戦は大幅割引が奏功、消費の柔軟性示す