皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、南アフリカランド円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『今週の南アフリカランド円は、大幅な利上げを背景に下げ止まりからもち合いになると予想する』と述べています。

続けて、『南アフリカ準備銀行(南ア中銀)は21日の金融政策委員会(MPC)で、政策金利を4.75%から0.75ポイント引き上げて5.5%に決定した。0.75ポイントの利上げは2002年9月以来で、インフレ抑制のため金融政策の引き締めを急ぐことになった。約20年ぶりの大幅な利上げ決定は市場の予想外のことだった』と解説しています。

また、『来年末にかけて利上げペースを加速させることも示唆した。MPCは今年末の政策金利が5.61%にあることを示唆した。5月時点の予測は5.3%だったが、インフレの高進を受けて上方修正された。来年末の金利は6.45%で、同じく6.21%から上昇した』と述べています。

次に、『今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、0.75ポイントの利上げが予想されている。利上げ幅が市場予想通りであれば、ランドは買い戻しが先行しよう』と述べ、『ただ、1.0ポイントの利上げも可能性はゼロではなく、その場合、ドル買いが強まり、ランドが売られるが、ドル円の上昇が見込まれることから、ランド円に関しては横這いとなりそうだ』と考察しています。

また、陳さんは、『ドル高基調を受けて金やプラチナ、パラジウム等のドル建て貴金属価格が下落基調にあることは、主要生産国の南アフリカには重石となろう』と述べています。
こうしたことから、南アフリカランド円の今週のレンジについて、『7.95円~8.35円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月26日付「南アフリカランド円今週の予想(7月25日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


<FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 南アフリカランド円は、下げ止まりからもち合いになると予想 サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)