皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、南アフリカランド円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『今週の南アフリカランド円は、上値の重い展開になりそうだ』と述べています。

続けて、『先週28日に南アフリカ国営電力会社エスコムが、過去2年超で最大規模となる計画停電を実施すると発表した。28日午後4時から10時まで「ステージ6」の計画停電を行い、29日も同じ時間帯に実施した。停電は「同社の複数発電所に混乱をもたらした違法な労働行為のせい」と指摘した』と伝え、『ステージ6の計画停電は2019年12月の電力危機の際に一度だけ実施されたことがある。同社は、賃金交渉の行き詰まりを受けた労働者の抗議行動を受けて電力供給の削減を行っていた。国内の2大労組は共同声明で、賃金交渉で「かなりの進展」があったが合意はしていないと明らかにした。これを受けて南アランドは対ドルで1%超下落した』と解説しています。

さらに、『南ア4ー6月期消費者信頼感指数が−25と前回の−13より低下したこと、南ア6月製造業PMIが52.2と前回の54.8を下回ったこともあり、南ア経済の先行きに不安感が高まった。南ア5月生産者物価指数(PPI)は前年比+14.7%と予想の+14.0%を上回ったことで利上げ見通しも強まっているが、直近では、南アフリカの主要産品である金やプラチナ価格が急落していることもあって、南アランドの重石になっている』と伝えています。

陳さんは、『今週は、南アフリカの経済指標発表は特にない。エスコムの動向次第では一段安もありそうだが、解決すれば下げ止まるだろう』と考察しています。

こうしたことから、南アフリカランド円の今週のレンジについて、『8.05円~8.40円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月5日付「南アフリカランド円今週の予想(7月4日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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情報提供元: FISCO
記事名:「 南アフリカランド円は、上値の重い展開になりそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)