皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、今週のトルコリラ円について『上値の重い展開が続きそうだ』と述べています。

続けて、『インフレ上昇が確認されたものの、昨年末に導入したリラ建て定期預金を外貨の値動きに合わせて保護する制度によりリラの下落は限定的』とし、『エルドアン大統領は、利上げ以外の手段で物価上昇を抑制する方針として食料品などの付加価値税(VAT)を従来の8%から1%に引き下げた』と解説しています。

2月のトルコ消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で54.44%上昇しました。上昇率は2002年3月以来、19年11カ月ぶりの高水準となりました。1月の48.69%からさらに上昇しました。

陳さんは、『エルドアン大統領はインフレ抑制に自信を見せるが、先行きは不透明。なお、トルコの観光業に関しては観光客数1位がロシア、3位がウクライナとなっており、今後のトルコ経済への悪影響は避けられない見込み』と言及しています。

一方で、『ロシアとウクライナの仲介を行うとしてトルコのエルドアン大統領が注目されている。エルドアン大統領は6日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、ウクライナで停戦を宣言して和平合意を結ぶよう促した。トルコはNATO(北大西洋条約機構)の一員でありながら、ロシアのミサイルシステムを導入するなどロシアとの軍事的経済的な結びつきが強い。欧米諸国の経済制裁には同調していない。トルコのエルドアン大統領はロシアへの国際制裁に参加するつもりがないと明言した』と伝えています。

こうしたことから、陳さんは、トルコリラ円の今週のレンジについて、『7.00円~9.00円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の3月8日付「トルコリラ円今週の予想(3月7日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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情報提供元: FISCO
記事名:「 トルコリラ円は、上値の重い展開が続きそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)