皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、今週のトルコリラ円について『高インフレの状況で、トルコ中銀が利下げを行ったことで、安値の目途がたたず戻り売りが継続しよう』と述べています。

続けて、『トルコ中央銀行は16日の金融政策会合で主要政策金利を15.0%から1.0%引き下げ、14.0%とした。利下げは4会合連続。市場予想も1.00%の引き下げだった。トルコ中銀は会合後に発表した声明で「利下げ余地の行使を完了させることを決めた」と表明し、来月の会合では利下げを行わないことを示唆した』と伝えています。

一方で、『11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比21.3%の大幅な上昇となった。名目金利からインフレ率を差し引いた実質金利は−7.3%に落ち込んだ。マイナス金利の拡大からトルコリラは売りが続き、対ドル、対円で最安値が更新されている。トルコ中銀は12月に入ってから4回にわたり、リラ買いの市場介入を発表したが、下落に歯止めをかけることはできていない』と言及しています。

陳さんは、『リラ安を食い止めるにはインフレを止めるために大胆な利上げしかないだろう。それができない以上、リラ売りが続く可能性は高い』と考察しています。

こうしたことから、トルコリラ円の今週のレンジについて、『6.00円~7.50円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の12月21日付「トルコリラ円今週の予想(12月20日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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情報提供元: FISCO
記事名:「 トルコリラ円は安値の目途がたたず戻り売りが継続しよう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)