皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY原油についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、NY原油について、『原油相場は一段高へ』と述べています。

『石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は7月1日に開く会合で、8月からの暫定的な生産拡大について議論する見通し。具体的な増産規模は固まっていない。OPECプラスは4月、5~7月にかけて、産油量を段階的に日量計210万バレル増やす方針を決定』と伝えています。

23日に米エネルギー情報局(EIA)が公表した週報によると、18日時点の国内原油在庫は前週比760万バレル減の4億5906万バレル。取り崩し幅は市場予想(390万バレル減)の約2倍で、5週連続のマイナスとなりました。全体の在庫は2020年3月20日時点以来、約1年3カ月ぶりの低水準。また、ガソリン在庫も80万バレル増の予想に対して290万バレル減と、燃料需要の回復が示された。原油受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫は前週比180万バレル減り、昨年3月以来の低水準となりました。

次に、『国際石油メジャーの経営トップらが22日にカタールで開かれた経済フォーラムで、原油相場が1バレル=100ドルに達する可能性があるほか、相場の変動幅も大きくなるだろうとの見方を示した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)からの脱却と石油業界の投資不足から、経済状況が回復するにつれて需給逼迫が悪化するとの見通しが背景』と解説しています。

陳さんは、『NY原油のファンドの買い越しは5週間ぶりに50万枚を超えてきており、買い越しが拡大する可能性がある。NY原油は75ドルにトライし、燃料需要の高まる7~8月には、75~80ドルに水準を切り上げると予想する』と考察しています。

また、『東京ドバイ原油は、上値抵抗線である4万5000円をブレイクしたため、次の上値の目安5万円越えの可能性が高まった』と述べています。


参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の6月24日付「原油相場は一段高へ」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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情報提供元: FISCO
記事名:「 原油相場は一段高へ サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)