皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY原油についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、NY原油について、『調整後に70ドル目指すか』と述べています。

欧米各国で新型コロナウイルスのワクチン普及が進む中、夏の行楽シーズンのガソリン需要増期待などからNY原油は68ドル台に上昇し、2018年10月下旬以来2年7カ月ぶりの高値水準となりました。北海ブレント原油は71ドル台に上昇しています。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は1日の会合について、『6~7月に段階的に減産規模を縮小するとの合意を追認した。OPECプラスが急激な増産に踏み切ることはないと改めて確認されたことで市場に買い安心感が広がった』と解説しています。また、『イランと米国の核合意に向けた対話が急速には進んでいないことも好感されている』と言及しています。

イラン核合意に関しては、『当事国である英仏独中ロとイランが2日、米国の復帰による合意再建を目指し、ウィーンで合同委員会を開いた。次回会合は10日の予定』と伝えています。

続けて、『CFTC建玉を見ると、ファンドの買い越しは伸び悩んでいる。やはり、イラン核合意への見通しが不透明なことが要因だろう。核合意への見通しが明確になれば、コロナ禍後の需要増加を反映した相場展開になろう』と考察しています。

こうしたことから陳さんは、今後の原油相場について、『イラン産原油がすぐに市場に出回るわけでもないため、夏の燃料需要の増加を見越して、押し目は買われ、NY原油は70ドルを越えていく』と予想しています。


参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の6月3日付「NY原油は、調整後に70ドル目指すか」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY原油は、調整後に70ドル目指すか サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)