米軍の統合ドクトリンは、「合衆国軍隊のためのドクトリン(Doctrine for the Armed Forces of the United States)」を頂点とする教範体系を持ち、「統合兵員支援(Joint Personnel Support)」、「統合情報(Joint Intelligence)」、「統合作戦(Joint Operations)」、「統合兵站(Joint Logistics)」、「統合計画(Joint Planning)」、「統合通信システム(Joint Communications System)」の最重要教範をそれぞれ中心とする6つのカテゴリーに区分されている。この中で、比較的大規模な戦役や個別の作戦において統合作戦計画を策定する際に準拠として用いられるのが、「統合計画」である。