皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、トルコリラ円の動向について、『もち合いで推移しよう』と予想しています。

『新年4日は、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念され日本でも非常事態宣言が出されるなどリスクオフモードが強まっている』と伝えており、米国では『5日に米議会の支配勢力を決めるジョージア州上院の決選投票が行われる。週末8日には12月米雇用統計が発表されるなど重要イベントが控えていることもあり、新興国通貨を積極的に買っていく状況ではない』と指摘。『様子見姿勢が強まりそうだ』との見解を述べています。

続けて、『トルコと英国は昨年12月29日、自由貿易協定(FTA)を延長することで合意した。英国は2020年末に欧州連合(EU)から正式離脱が決定したが、トルコとの貿易は従来通り維持される』と言及しています。

『英国とEUは12月24日、FTAなど将来の関係を巡る交渉で合意した。両国の貿易相がビデオ電話で協定に署名した。協定は来年1月1日に発効する』とのことで、『トルコのペキジャン貿易相は、既存協定の年内終了後に速やかな移行が確実になったと評価した。英国のトラス国際貿易相は、両国向けに細部を調整した協定が直ちに結ばれることを期待していると述べた』と伝えています。

ペキジャン氏は、『新たな貿易協定について「その方向性で合意した」とし、「できるだけ早く完了させたい」とした』と言及し、『英国際貿易省は27日、今回のFTAは両国間の既存の通商協定を踏襲すると説明。両国間の2019年の貿易額は186億ポンド(252億5000万ドル)だった』と述べています。

こうしたことは、トルコリラにとって『英国とのFTA合意は利上げに次ぐ明るい材料となった』と考察しています。

トルコリラ円の予想レンジについては、『12.80円~14.50円』としています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の1月5日付「【トルコリラ円今週の予想(1月5日)】」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜

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情報提供元: FISCO
記事名:「 トルコリラ円は、もち合いで推移しそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)