皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。今日は今後、値動きの気になる白金市場についてのレポートをご紹介します。

レポートでは、まず『アフリカの通信社の速報ニュースで、「マリカナ白金鉱山で新型コロナウイルスの感染が発覚した」との報道』があったことについて、世界最大の白金鉱山会社であるジバニエ・スティルウォーターがデマだと一蹴している一方で、南アフリカ鉱物評議会は『情報のアクセシビリティと透明性が新型コロナウイルスの拡散を防止し、封じ込める努力において重要であることを認識しています』などの表明をしたと伝えています。

また、新型コロナウイルスの南アフリカへの影響について、南アフリカ航空の休止や『BMWや米フォードは、今週になって南アフリカでの生産を停止』したこと、南アランドが『対ドルで4年2カ月ぶりの安値まで下落』したことを挙げており、『サハラ砂漠以南の49か国の感染者数の半分ほどが南アフリカに集中しております』と分析。

続けて、『米ランド研究所が発表した「感染症に脆弱な25か国」のうち、22か国はサハラ以南諸国であるだけに、南アフリカでの感染拡大阻止は困難を極めそうです』と考察しています。そして、『南ア白金鉱山の多くは地下1500~2500メートルの密閉された掘削現場で採掘作業を行うので、地下深くの掘削現場が新型コロナウイルスの感染拡大の温床となる可能性もあります』と示唆しています。

『感染拡大で南ア白金鉱山が採掘停止になれば、白金やパラジウムの価格高騰を招く可能性もあります』とのことで、『新型コロナウイルスの感染拡大が白金鉱山にまで達するのは時間の問題かもしれません』との見解を述べています。

参考にしてみてください。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の3月24日付の「白金市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

三井智映子の「気になるレポート」は各種レポートを三井智映子の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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情報提供元: FISCO
記事名:「 新型コロナウイルスの感染拡大から白金価格上昇となるか サンワード貿易の松永氏(三井智映子)