皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。今日は白金市場についてのレポートをご紹介します。足元で白金市場が上昇していますが、その背景にはエスコムでのステージ6の負荷制限(電力供給制限)があるようです。

レポートでは、『南ア国営電力会社のエスコムでは、日本時間で9日昼からステージ6の負荷制限(電力供給制限)が発生し、日本時間で9日夜には負荷制限がステージ4にダウングレードされ』たとのことで、12日現在では午後4時までステージ2の負荷制限となっているとのこと。

また、『エスコムの今回の負荷制限は、プマランガのクリエル鉱山とクリエル発電所の両方で洪水が発生し、ベルトコンベヤを介して石炭を配送できなくなったことが原因』であり、『ステージ6の負荷制限が発生した時には、南ア白金鉱山の多くが操業停止となりました』と解説しています。

10カ月前の停電の最大の要因については、『石炭燃料不足や技術不足、財務悪化、施設の老朽化などが大きく影響』したと分析。『エスコムは、莫大な負債を抱えているので、そうした資金不足が施設の老朽化を招く原因となっております』とのことで、『それにより、今後もエスコムで大規模停電が発生する可能性もあることから、「白金市場の下値は限定的」と考えるべきかもしれません』と示唆しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の12月12日付「白金市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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情報提供元: FISCO
記事名:「 白金市場の下値は限定的か サンワード貿易の松永氏(三井智映子)