こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

9/26付の「DailyOutlook」では、中国の大型連休について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『10月1~7日は中国における国慶節だ。大型連休とあって、中国からのインバウンド客数増加が期待される。2019年1-3月期における訪日回数が2回以上となる中国からの訪日外客数の割合は53.8%(18年1-3月期45.8%)と、リピーターが増えている(観光庁「訪日外国人の消費動向」)。リピーターは、日本ならではの体験や観光を求め、地方を訪れるケースが多い。また、ツアーなど団体ではなく個人旅行としての訪日も増えている』と伝えています。

続けて、日本では、世界遺産など名所へのアクセスは鉄道網が整備されていることを挙げ、『地方沿線には恵まれた自然環境、日本の原風景を彷彿とさせる農山村、伝統的な祭事など魅力的なコンテンツが豊富に存在する。また、観光バスでの移動が多い団体客と比べ、個人旅行者は鉄道を利用しがちだ。個人旅行者が増え鉄道利用需要は拡大している。さらに、鉄道会社は沿線周辺で宿泊・商業施設を営むことが多い。これら施設も賑わっており、鉄道会社の商機となっている』と分析しています。

さらに、『京成(9009)、JR西日本(9021)、近鉄GHD(9041)、名鉄(9048)などの株価は今週に入って年初来高値を更新。小田急(9007)も6月高値を窺う勢いだ。株価堅調な背景として、訪日客の需要をうまく捉えていることもあるだろう。政府は、30年の訪日リピーター数を3.600万人へ増やす目標である(17年1,761万人)。鉄道会社にとって追い風は続きそうだ』とまとめています。

最後にレポートでは、『株価が年初高値近辺で推移する主な電鉄会社』を紹介していますので、詳しくは9/26付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

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情報提供元: FISCO
記事名:「 10月1~7日は中国の大型連休、鉄道会社に商機、SMBC日興証券(花田浩菜)