こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

8/6付の「DailyOutlook」では、為替市場について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『7月31日、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長はFOMC(米連邦公開市場委員会)後の記者会見で、今回の政策金利の誘導目標引き下げは一時的と表現し、過度な利下げ観測が後退していた。8月1日のトランプ大統領による第4弾表明はFOMC直後とあって、市場はセンシティブに捉えた』と伝えています。

続けて、特に影響を受けたのは米債券市場だろうとの見方を示し、『第4弾表明を受け、5日の米10年国債利回りは2年10ヵ月ぶりの水準へ低下。表明はセンシティブなタイミングであったために、利下げ催促相場が醸成された(米金利低下はドル安を促す)。市場の動揺は新興国通貨安にもみられる。こうした中、5日、中国人民元は1ドル=7元台と約10年ぶりの元安・ドル高水準となった』と分析しています。

さらに、『足元の株価下落は米債券市場における利下げ催促相場に端を発した為替市場の混乱が一要因と考えられる。目先は為替市場の動向を注視する必要があるだろう。トランプ氏は米金利を低下させて景気を盤石なものとするために、敢えてのタイミングで第4弾を表明したとみられる。金融市場の混乱は想定外だったはずだ。自身のコメントによる火消しを期待したい』とまとめています。

最後にレポートでは、『日経平均の下値メド』を紹介していますので、詳しくは8/6付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

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フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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情報提供元: FISCO
記事名:「 目先は為替市場を注視する必要性、SMBC日興証券(花田浩菜)