こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

5/29付の「DailyOutlook」では、機械株について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『5月5日にトランプ米大統領が2,000億ドル相当の中国製品への制裁関税を10%から25%へ引き上げると表明して以降、上海総合指数は冴えない推移が続いている。ただ、一方で見逃せないのは同指数の底堅さだ。13日の対中関税第4弾(約3,000億ドル相当の中国製品に25%の関税を課す)計画の発表、15日の中国通信機器大手・ファーウェイとの実質的な取引禁止の表明といった悪材料にもかかわらず、株価はさほど下押していない。上海総合指数は1月安値から4月高値における上昇幅の半値押し水準が下値支持線として機能している(ザラ場ベース)』と伝えています。

続けて、日本の機械メーカーは中国経済の動向に影響を受けやすいことを挙げ、『東証業種別株価指数・機械(以下、機械株)は上海総合指数と似た動きをする。大型連休後の機械株は大きく下落したものの、上海総合指数と同様に底堅さが窺える。現状、1,600pt台前半より下落する様子はない。株価の下値は限られているようで、相応に悪材料を織り込んだ水準と捉えられよう』と分析しています。

さらに、『米中貿易摩擦が早期に決着する気配はなく、機械株へまとまった資金は投じにくいだろう。だが、悪材料を織り込んでいるならば、一部の資金を投じる“打診買い”を試みるべき局面と考える。ちょっとした好材料さえあれば、意外高となる可能性もあるだろう』とまとめています。

最後にレポートでは、『上海総合指数と東証業種別株価指数・機械の推移』を紹介しています。詳しくは5/29付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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情報提供元: FISCO
記事名:「 機械株は“打診買い”局面、SMBC日興証券(花田浩菜)