こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

1/4付の「DailyOutlook」では、FRBの金融政策について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『株価に影響を与える材料は多々あるが、2016年11月のトランプ大統領就任以降の日米株価の推移をあえて大胆に整理するならば、(1)トランプ大統領誕生で政策期待等から株価上昇、(2)米中通商問題による下落と織り込みの進展、(3)米国金融政策懸念で急落、という3つの時期に分けられるだろう』と伝えています。

続けて、中でも、(3)米国金融政策懸念が株価に与えた影響は大きいことを挙げ、『FRB(連邦準備制度理事会)は利上げを継続する一方で、昨年10月以降バランスシートを月500億ドルペースで縮小している。折しも、ECB(欧州中央銀行)も昨年末で量的緩和を終了しており、今後世界のマネー総量は縮小に向かう公算が大きい』と分析しています。

さらに、『世界金融危機後に実施された「非伝統的金融政策」と言われた米国をはじめとした量的緩和策は壮大な実験といえた。そして現在、世界景気の回復とともに、壮大な実験の後片付けと言う、これもまた前例のない実験が行われており、その副作用は未知数だ。そうした環境下、パウエルFRB議長の米景気に対する強気の認識と、タカ派的な金融政策の姿勢が市場の懸念を呼ぶのは必然と言える。米国による量的緩和の導入は、断続的に3回にわたって行われた。量的緩和の縮小にも同様の慎重さが必要だろう。外部環境が急速に弱含む中、FRBの姿勢の変化が期待される』とまとめています。

最後にレポートでは、『日米株式の推移(日次)』を紹介しています。詳しくは1/4付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜



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情報提供元: FISCO
記事名:「 株価の安定はFRBの金融政策にかかっている、SMBC日興証券(花田浩菜)