こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

10/2付の「DailyOutlook」では、為替感応度について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『日経平均は23,000円という節目を明確に上抜いて、2週間足らずで24,000円台を回復と力強さをみせている。まさに相場格言「押目待ちの押目なし」状態と言えよう。1日には円がドルに対して昨年11月以来の安値を更新しており、円安の進行が日本株をサポートしている面もあろう。ドル円は4-6月こそ前年度より円高に推移したものの、7-9月は概ね円安基調となった。一方で、TOPIX採用3月期決算企業の4-6月期決算は円高にも関わらず製造業が2桁増益と良好な結果となっており、今後は円安恩恵も相まって業績の上振れ期待が高まろう』と伝えています。

続けて、主な企業の為替感応度(想定為替レートに対してドル円が1円円安になった場合、見込まれる通期営業利益の上振れ額)を挙げ、『コマツを例にとれば、1円円安となれば営業利益を1.6%押し上げる。第2四半期(2Q)以降、110円/ドルで推移した場合の同社の営業利益上振れ余地を単純に試算すると、1.6%×10(円安分)×3/4(2Q~4Q分)=12%となる。なお、大企業・製造業の想定為替は107.40円/ドルと保守的な水準となっている(日銀短観9月調査)』と分析しています。

さらに、『10月中旬以降、7‐9月期決算企業の決算発表が本格化する。国内企業の好業績に対する期待が高まることで、さらなる株高に繋がるとみている。「買いにくい相場は高い」に果敢に挑みたい』とまとめています。

最後にレポートでは、『主な企業の為替感応度』を表にまとめて紹介しています。詳しくは10/2付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

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フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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情報提供元: FISCO
記事名:「 各社為替感応度にみる増益期待、SMBC日興証券(花田浩菜)