こんにちは、フィスコマーケットレポーター馬渕磨理子の「eワラントジャーナルの気になるレポート」です。

eワラント証券のコラムで「東証1部に昇格する可能性のある銘柄」について興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。

成長に伴って呼び名が変化していく魚のことを「出世魚」と言いますが、『株式市場でも上場市場を変更して出世していく銘柄』がありますね。株式市場での主な市場変更のルートは次の通りです。1.東証2部→東証1部、2.東証マザーズ→東証1部、3.東証ジャスダック→東証1部、4.東証ジャスダック→東証2部→東証1部です。

『東証ジャスダックからいきなり東証1部に指定替えになるのと、東証2部を経由してから1部に指定替えになる2パターンがあるのは、元の市場によって指定替えのための時価総額基準が異なるから』だと同コラムでは述べています。

『東証2部や東証マザーズから東証1部への昇格基準は時価総額で40億円以上』ですが、『東証ジャスダックから東証1部への昇格基準は時価総額で250億円以上とケタ違いに大きい』のです。そのため、『時価総額100億円程度の東証ジャスダック銘柄の場合、いったん東証2部に市場変更を行い、昇格基準を時価総額40億円に下げてから東証1部に昇格するルートを取る銘柄があることから、昇格に2パターンある』のです。そして、『決算期変更を行わない場合、前の市場に上場してから1年以上経過後に昇格するケース』が多くなっているようです。

そこで、同コラム内で注目しているのは、『東証2部銘柄の中で、昨年新規上場または、東証ジャスダックから東証2部に指定替えになった銘柄』です。

ウェーブロックホールディングス<7940>は、2017年4月に東証2部に新規上場しています。壁紙トップのサンゲツ<8130>(東証1部)の連結子会社で、壁紙、防虫網で首位です。産業資材・食品包材、金属調加飾フィルなど、ニッチトップの多彩なビジネスを行っています。他にも2銘柄、『昨年新規上場または、東証ジャスダックから東証2部に指定替えになった銘柄』をご紹介しています。東証1部に昇格する可能性も含めて注目ですね。

なお、上記の記事の詳細は、eワラント証券が運営している「eワラントジャーナル」の1月12日付のコラム「東証2部に新規上場・指定替えから1年」にまとめられています。

馬渕磨理子の「気になるレポート」は各種レポートを馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 馬渕磨理子




<DM>

情報提供元: FISCO
記事名:「 東証2部に新規上場・指定替えから1年~eワラントジャーナル(馬渕磨理子)