1月15日-19日に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■16日(火)午前8時50分発表予定
○(日)12月国内企業物価指数-予想は前年比+3.2%
参考となる11月実績は前年比+3.5%で市場予想を上回った。消費増税の影響を除くと08年10月以来の高い上昇率を記録。12月については、ガソリンや軽油などの石油・石炭製品価格は堅調であること、化学製品も引き続き上昇していることから、企業物価指数は11月実績に近い水準になる可能性がある。

■17日(水)午後11時15分発表予定
○(米)12月鉱工業生産-予想は前月比+0.2%
参考となる11月実績は前月比+0.2%。大型ハリケーン後の鉱業部門の持ち直しが続き、製造業部門は3カ月連続で増加したが、公共部門が落ち込んだ。製造業は+0.2%、鉱業は
+2.0%。12月については公共部門が多少持ち直すとみられており、全体的には11月実績をやや上回る伸びとなる可能性がある。

■18日(木)午前11時発表予定
○(中)10-12月期国内総生産-予想は前年比+6.7%
参考となる7-9月期実績は前年同期比+6.8%。消費と投資、輸出が堅調に伸びた。不動産の開発投資は+8.1%で順調。10-12月期については、消費と輸出がまずまず順調だが、固定資産投資などの民間投資の伸びはある程度抑制されるとみられており、成長率は7-9月期実績をやや下回る可能性がある。

■19日(金)午後6時発表予定
○(欧)11月ユーロ圏経常収支-10月実績は+359億ユーロ
参考となる10月実績は+359億ユーロ。10月の貿易黒字は10月と同水準(189億ユーロ)になるとみられているが、米国、アジア向け輸出は順調に推移していることから、11月の経常黒字額は10月実績を上回る可能性がある。

その他の主な経済指標の発表予定は、15日(月):(欧)11月ユーロ圏貿易収支、17日(水):(日)11月機械受注、18日(木):(米)12月住宅着工件数・建設許可件数、(米)1月フィラデルフィア連銀景況調査、19日(金):(米)1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 各国の注目経済指標:10-12月期中国GDP成長は6%台後半を維持する見込み