こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。

ダウは2万3000ドル台、ナスダックは史上最高値を更新しており、米10年債利回りは重要とされる2.4%を上回っていますね。
また12月利上げはほぼ折り込まれていると言えます。
米経済が強い中で今月の雇用統計はいったいどのような内容になるのでしょうか。

住信SBIネット銀行の「米国雇用統計」レポートでは、以下のように今回の発表内容を予想しています。

まずは前回9月の米雇用統計のおさらいから始めましょう。9月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が8.5万人増加の予想に対して、実際は3.3万人減少と、7年ぶりのマイナスに転じましたね。しかし、市場ではネガティヴには捉えられなかったようです。同レポートでは、
『9月はハリケーン「ハービー」、「イルマ」の影響による、一時的な雇用の減少と捉えられたことや、注目が大きかった平均時給が前月比+0.5%(予想:+0.3%)、前年比+2.9%(予想:+2.6%)と、労働賃金の改善が加速したことで利上げペースに変更はないだろうとの印象を与えています。失業率が4.2%(予想:4.4%)に改善したことも好感されました』と伝えています。

では、10月の雇用統計はどうなのでしょうか。9月の非農業部門雇用者数は前月から減少の8.5万人増が予想されていますね。同レポートでは、『10月雇用統計は、ハリケーンで9月の家計調査が途中で打ち切られたこともあり、10月の発表に9月の数字が反映されるとの見方から、市場予想は先月から大幅増加の31万人増となっています』と伝えています。加えて、注目されている賃金に関しては、『時間給賃金は、前月比0.2%と市場予想は前回8月並みとなっています。予想を上回れば、2017年3月以来の115円台越えとなる可能性があります。また、予想を大幅に下回らない限り、FRBの利上げペースに影響はないとされています』と分析しています。注視してまいりましょう。

米雇用統計の前哨戦であるADP雇用統計は11月1日の日本時間21時15分に発表予定です。こちらの予想は20万人となっておりますので、チェックして雇用統計に臨みたいですね。私もブログやfacebookでフォローしたいと思います。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「米国雇用統計」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子



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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国雇用統計:9月の振り返りと10月のポイント「非農業部門雇用者数、大幅増を予想!」住信SBIネット銀行(三井智映子)