こんにちは、フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。連休明けの中国株が急騰する可能性が出てきたようです。

香港市場のハンセン中国企業株指数(H株指数)は、8月下旬から下落基調を続け、9月29日時点で1万816香港ドルまで下落しました。しかし、3日の取引で3.69%高となり、久々の大幅高となりました。そして、4日の取引では、年初来高値を更新。ハンセン中国企業株指数(H株指数)が2連騰となった事により、連休明けの中国株が大幅高となる可能性も高まってきましたとの見解を示しています。

また、「天然ゴム価格の上げ余地は大きい」と考えているようです。9月の米自動車販売台数は、年率換算で1740万台予想に対して1860万台となり、2005年7月以来の最高となりました。ハリケーン「ハービー」が8月下旬にテキサス州を直撃したことにより、自動車の買い替え需要が急増したようです。全米2位の人口を誇るテキサス州で大洪水が発生したのですから、自動車の買い替え需要が11月頃まで続くと見られているようです。天然ゴムの9割ほどが自動車などのタイヤに加工され、米国の自動車販売市場は中国に次ぐ世界2位です。それにより、天然ゴム価格はしばらく実需に支えられて堅調に推移しそうとみているようです。

その他、『3日のロンドン市場やNY市場の非鉄金属銘柄が全面高となりました。そして、今週になってからのハンセン中国企業株指数(H株指数)と中国A50先物の上げ幅の大きさを考えると、連休明けの中国市場は、投機人気が過熱すると考えるべきかもしれません。連休前に大幅下落となった上海ゴムの連休明けの値動きは特に注目でしょう。」との見解を示しています。

商品先物市場については、大型ハリケーンの影響でアメリカの自動車買い替え需要が急増しており、タイヤの材料となる天然ゴムなどが特に恩恵を受けそうです。ぜひ注視したいところですね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の10月4日付「天然ゴム市場パート3、4、5」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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情報提供元: FISCO
記事名:「 連休明けの中国市場は、投機人気が過熱?! サンワード貿易の松永氏(三井智映子)