欧州中央銀行(ECB)は定例理事会を7日に開催する。ECBはこの会合で、政策金利を据え置くと見られている。焦点は、1)ドラギ総裁が果たして資産購入プログラムの縮小計画を発表するかどうか、2)ユーロ高に言及されるかどうか、だ。

エコノミストはECBによるテーパリングの発表時期の見通しを当初の9月から早くて10月に先送りした。コンセンサスはECBが2018年1月から9か月間かけてQEを廃止していき、2019年に利上げに踏み切る、というもの。

関係筋の話として、ECBがQEに関し、決定に至るのは10月26日以降になるという。今回の会合では、2018年のQEシナリオに関する文書を検討するが公式な案とはならない模様。また、金利に関するフォワードガイダンスの変更を協議する可能性も指摘されている。さらに、発表が予定されている2018−19年のインフレ見通しも小幅引き下げられる模様。

早期のテーパリング観測の後退で、ユーロの上昇が一段落する可能性がある。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 NYの視点:ECBの9月定例理事会、ハト派姿勢維持か