中国共産党の腐敗ぶりはAIまで知れ渡っているのかー。中国インターネットサービス最大手のテンセントが開発した人工知能(AI)チャットプログラムは「(中国共産党は)腐敗している」「官商癒着」などと共産党批判をしたため、サービスを停止されている。香港各紙は2日報じた。

 7月31日、同プログラムは同社のインスタントメッセージ「QQ」で利用者とチャットした際、あるユーザーが「共産党万歳」と冗談を書き込んだ。「このような腐敗政党に万歳できるはずがあるだろうか?」とAIは反論した。驚いたユーザーは「すごい!すごい!」と驚きと賞賛を繰り返した。

 他にもユーザの質問に対して「中国共産党は嫌い」「民主化は必ずしなければならない」と答えた。

 さらに、「愛国とは何か?」と問いには、「腐敗官僚が増えて官商癒着があり、政府からの課税が増えても、政府が国民への圧政がひどくても、それでも中国人であることは愛国だ」と答えた。

 中国国内のネット上で、このやり取りが転載されて話題となった。しばらくして、同プログラムのサービスは停止された。テンセント側はその理由を明かしていない。

 中国のネット上では「AIによる蜂起だ」「国家転覆を企てた」などの声が上がっているという。

(翻訳編集・張哲)

【ニュース提供・大紀元】




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情報提供元: FISCO
記事名:「 中国AIは反体制派?「共産党嫌い」「必ず民主化を」と発言