ファーウェイ社は、2017年7月11日、オンライン送金で世界をリードする英FinTech企業ワールドレミット社と提携した。この提携によって、ファーウェイのモバイル・マネーサービス・プラットフォームを利用するすべてのパートナーは、ワールドレミットの国際送金サービスをアフリカ全土で利用することができる。

タンザニア最大の都市・ダルエスサラームで開催された『GSMAMobile360』で発表した今回のパートナーシップにより、ファーウェイのモバイル・マネー・サービスに、成長を続ける送金サービス分野の既成ソリューションであるワールドレミットが追加される。また、ファーウェイのモバイル・マネープラットフォームを利用する1億以上のモバイル登録口座がワールドレミットに接続されることで、多くのユーザーがより便利になったモバイル送金を利用できるようになる。
ワールドレミットは、ファーウェイが直接提携した最初の国際送金サービス企業であり、新たなモバイル・マネー事業者とワールドレミットとの技術的な統合が加速できる見込みだという。GSMAによれば、モバイル・ネットワーク事業者が国際送金サービスを提供する際、技術的統合がハードルとなることが多いといわれる。ワールドレミットとファーウェイはともにこうしたハードルを下げ、ファーウェイのすべてのパートナーがワールドレミットのサービスを迅速に利用できるようにする。
ファーウェイ南アフリカのバイスプレジデントである陳学軍(デビッド・チェン)は次のように述べている。
「アフリカでは国際送金は非常に重要なモバイルマネーサービスのひとつです。今回のワールドレミットとの提携により、アフリカ全土のファーウェイのお客さまに国際送金サービスをダイレクトに提供できるようになります」
ワールドレミットの創業者で、最高経営責任者のイスマイル・アハメド(IsmailAhmed)氏は次のように述べている。
「ファーウェイは先進的なモバイルマネープラットフォームとテクノロジーを世界各地のモバイルマネー事業者に提供することに注力しています。当社の送金サービスがファーウェイのモバイルマネー事業者向けの広範なサービスに追加されることを嬉しく思います。当社のサービスに簡単に接続可能となることで、多くのユーザーに、安全かつスピーディーで低コストな送金サービスを迅速に展開できるようになるでしょう」
基本的な銀行取引の提供を支援するファーウェイのモバイル・マネー・サービス・プラットフォームは、スマートフォンでも携帯端末でも動作可能なため、とりわけ発展途上国で成功を収めている。
ワールドレミットは業界をリードする国際送金サービス企業として、インスタントメッセージを送信するのと同じような手軽さで、国際送金を実現し、送金事業者からモバイル・マネー口座に送金される国際送金の74%を処理している。


【ニュース提供・エムトレ】




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情報提供元: FISCO
記事名:「 英FinTech企業のワールドレミットと提携し、低コストのモバイル送金の成長を加速