中国海軍は30日、インド洋で29日に実弾射撃演習を行ったと発表した。演習では、駆逐艦「長春」やミサイル護衛艦「荊州」などが海上の浮標に向けて主砲を発射。中国海軍がインド洋で実弾演習したのはこれが初めてという。艦隊指揮官によると、実弾演習は遠洋での作戦能力を確かめることが目的で行われた。台湾メディアなどが30日伝えた。
「長春」「荊州」と遠洋総合補給艦「巣湖」で組織された艦隊は、親善訪問のため、180日間かけてアジア、欧州、アフリカ、オセアニアの20カ国余りを訪れる。艦隊は先にミャンマー訪問を終え、バングラデシュに向かっていた。
台湾メディアによると、艦隊の派遣は中国が将来空母艦隊を運用する場合の基盤になるほか、中国の影響力を強化する狙いがあるとみられ、各国を刺激する恐れがある。

【亜州IR】



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情報提供元: FISCO
記事名:「 中国艦隊がインド洋で初の実弾演習、遠洋作戦能力を確認