米ニューヨーク連銀の国内総生産(GDP)予想「ナウキャスト」は、今年4-6月期の米国内総生産(GDP)の伸び率は年率換算で+2.17%になると予測している。+2.32%から下方修正された。本日発表された4月耐久財受注と先日発表された4月新築住宅販売の減少を考慮した。また、米アトランタ地区連銀の経済予測モデル「GDPナウ」によると、今年4-6月期の米国内総生産(GDP)の伸び率は年率換算で+3.7%となると予測している。米連銀の代表的な経済予測モデルは4月のコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月比横ばいだったことを勘案して成長率を下方修正した。

ただし、下方修正されても4-6月期の米経済成長率は2%-3%レベルになると予測されており、米金利見通しに影響を与えることはないとみられている。6月利上げの実施とバランスシートの縮小作業を年内に開始することに変わりはなく、4月米耐久財受注統計が米株式やドルの短期的な相場動向に大きな影響を与える可能性は低いとみられる。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NYの視点:4月米耐久財受注統計はさえない内容だったが・・・